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一口馬主入門
こんばんは、モモです。
最近会員数が増えている一口馬主クラブ。
今回は一口馬主の楽しみ、各クラブの特徴など、会員目線でのおススメのクラブなどをご紹介させて頂きます。
一口馬主って?
競馬のレースにはそれぞれ馬主さんが所有する競争馬が出走しています。
馬主には大きく分けて「個人馬主」「組合馬主」「法人馬主」の3種類あります。
一般的には「馬主」と聞いてイメージするのは個人馬主だと思います。
名前の通り、1人の人間が競争馬を所有して出走させます。
一口馬主というのは、「クラブ法人馬主」が運営する一口馬主クラブに入会し、所属する馬を募集口数に応じた比率で出資するといった形式を取ります。
一口馬主とは言いますが、厳密には馬主ではなく出資者、クラブ会員といった立ち位置となります。
ただ、馬主と同じような特典を受けられるクラブも多いですし、馬主と同じような競馬の楽しみ方が出来るので昨今とても人気ですね。
どんな馬に出資できるの?
基本的にはデビュー前の1歳馬を夏頃に募集するクラブが多いです。
血統、価格帯。メジャー血統からマイナー血統。億超えの馬から1000万円以下の馬まで様々です。
有名な競争馬では先日「世紀の一戦」ジャパンカップを制したアーモンドアイ。
三冠牝馬デアリングタクト、三冠馬オルフェーヴル、有馬記念でディープインパクトを破ったハーツクライ、短距離王ロードカナロア、春秋グランプリ制覇リスグラシューなどなど。
もへ~、どのくらいお金かかるの?
まず一口馬主クラブに入会する際に入会金が必要となります。
キャンペーン中で無料になっている場合や、必要ではないクラブもありますが1万円~3万円(税抜)のクラブが多いです。
入会した後は毎月の会費が0~3000円(税抜)ほど。こちらは出資頭数、出資口数に関わらず固定額のクラブが多いです。
クラブによっては口数に応じて変動するところもあります。
そして競争馬に出資する際の馬体代金がかかります。
馬体価格は1000万円~1億5000万円くらいと馬の出来や血統、兄弟母馬成績でかなりの差が出ます。
この馬体価格を募集される口数に応じて割った金額が競争馬出資金となりますね。
口数は40口~1000口くらいとクラブによって結構な差が出ます。ここがクラブ選びのポイントの1つですね。
後は競争馬出資後の預託料や保険料などが月々のコストとしてかかってきます。
目安としては預託料が月40~60万円を口数で割った額、保険料は馬体代金の3%前後を年に一回(馬齢に応じて変わります。詳しくは各クラブの規定に応じて)。
む~、それで儲かるのですか?
活躍すれば儲かりますが、多くの場合は赤字になります。
夢のある話をすれば三冠馬オルフェーヴルですと生涯獲得賞金は15億円超。40口募集の馬なので1口辺り4000万円弱の配当となります。
ここから騎手、調教師への進上金、クラブ法人の取り分、所得税等が引かれますが1口で8桁の黒字は夢がありますね。
さらにオルフェーヴルは引退後種牡馬入りしてますので、種牡馬入りの際の売却金も規約に応じて会員に分配されます。
黒字になる馬の大体の目安としては2000万前後の募集価格の馬で3勝クラスに所属できれば黒字になれることが多いと思います。
(続く)


2021/04/27 (火) [一口馬主・POG]
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